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紫紘の袋帯「アヤメ」

第二千七百十五回目は紫紘の袋帯「アヤメ」です。

今紹介しなければ紹介する季節が無いということで取り上げてみました。アヤメだけを描いた堂々たる肖像画みたいな帯ですね。優れた肖像画は、その人の内面を暴いてしまうとともに、その人の生きた時代までを写すものですが、このアヤメの肖像画もまた、アヤメ2本だけで今日みたいに爽やかな風が吹き抜ける初夏の日の全てを感じさせてしまう作品です。

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いちばん上の写真はお太鼓です。

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写真2番目は腹文です。模様は片側だけです。

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写真3番目は花の近接です。

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写真4番目は花の拡大です。

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写真5番目は葉を斜めから近接してみました。

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写真6番目は葉を拡大してみました。初夏の爽やかな風を表現するのには、アヤメだけでなく引き箔で表現された背景も貢献しています。ペパーミントグリーンの爽やかな色は、西陣独特の引き箔表現の適度な光沢や透明感にとってもたらされています。

背景は筆で不均等に塗られたように見えるのですが、織物ですから色ムラもまた計算して織られたものです。
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[ 2014/05/11 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

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