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花也の付下げ「丸華文にシダ」の細部

第二千七百九回目の作品として花也の付下げ「丸華文にシダ」の細部を紹介します。

華文の表現は、花也らしく細密な糸目と上品な色彩の組み合わせです。作品の見どころは、誰が見ても上品としか言いようのない華文よりむしろシダの線描き表現の方ですね。糸目はの本来の機能は、染料どうしが混じって色が濁らないように、堤防の役割をするものですから、絵の輪郭を取ることが多いです。

しかし、この作品のシダの葉のような表現方法は、色が濁らないようにという機能を超えて、絵画そのものになっています。これを線描きと言います。どのような線を置くかは、画家が線を描くことと同じですから、芸術そのもので、本来の輪郭を取る糸目よりも難度が高いです。

この作品では、糊筒を毛筆のように使っていますね。これも作者の創作性の一つで、江戸時代の小袖では糊筒で毛筆のマネをするという発想はありません。

sappari3.jpg
いちばん上の写真はオクミの近接で、上の方の華文です。

sappari4.jpg
写真2番目もオクミの近接ですが、下の方の華文です。

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写真3番目はマエミの近接です。

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写真4番目は後姿の近接です。
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[ 2014/05/05 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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