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桜特集

第二千六百六十二回目は桜特集です。

本来フォーマルである全体が引き箔の金地の袋帯を、強引に紬に使ってしまうという、きもの本のネタとして登場しそうなテーマを選んでみました。

きもの本のネタとして登場する時は2つの扱い方があって、1つは着物初心者の失敗談として、もう1つは着物は本来お洒落として自由に楽しむべきなのに、頑迷な呉服屋が格だのしきたりだの言って邪魔をしている、それが着物離れの原因になっているというものです。

着物の専門誌ではさすがにありませんが、一般紙は着物をテーマにした記事を書くときに「最近の若者の着物離れ・・・」などという見出しを平気で付けているものがあります。しかし若者が着物から離れたのは昭和30年代のことです。当時の若者はもう70代ですから、正しくは老人の着物離れというべきですね。

呉服店はかつては、着物の格や季節にうるさかったのですが、それは1人の顧客に複数の着物を売るためでした。今はもっとも寛容なのが呉服店で、それは全く着物を買わない人に1枚でも買って欲しいからです。一方、着付け教室など呉服周辺産業は格や季節にこだわります。そういう知識が商品なのだから仕方がありませんが、呉服店の多くはありがた迷惑と思っているのではないでしょうか。

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いちばん上の写真は、昨日の織悦の「彩悦錦」を新田機業の紅花紬に合わせてみました。

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写真2番目は、19世紀に沖縄で織られて今も実在する織物を秋山真和が再現した作品に合わせてみました。

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写真3番目は、菱一のオリジナルである「橡紬」ブランドとして十日町か米沢で織られた紬を合わせてみました。

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写真4番目は、佐藤トシさんの南部紬を合わせてみました。

4通りの帯合わせとも、透明感のあるきれいな色の紬を選んでいます。「橡紬」以外は手織り草木染とされるもので、本来素朴なものであるはずなのですが、実際の作品は色が綺麗で素朴というより都会的ですね。

今回はどのような場所に着て行くのがふさわしいか、ということは考えていません。ただ、着物の知識がある人からも無い人からも、素敵とかかわいいとか言ってもらえるということを目的として帯合わせしています。個々の帯合わせに解説がついていないのは、合わせること自体が間違っている可能性が高いからです。
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[ 2014/03/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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