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大羊居の訪問着

第二千六百三十八回目の作品として、大羊居の訪問着を紹介します。

「桐に誰ヶ袖」というタイトルの大羊居の訪問着です。美しいキモノ2013年秋号の256ページに着姿、284ページに絵羽を広げた写真が載っています。当時、創刊60周年記念ということで目黒雅叙園で展示されたとのことなので、実物をご覧になった方もいらっしゃると思います。

IMG_6903.jpg
いちばん上の写真は全体、

IMG_6924.jpg
写真2番目は前姿(マエミ+オクミ)、

IMG_6907.jpg
写真3番目は後姿、

IMG_6914.jpg
写真4番目は袖です。

通常であればこのような大作の訪問着は多数のモチーフが展開し、付下げのばあい1つか2つのモチーフが展開するものです。しかしこの作品のモチーフは桐と誰ヶ袖の2つしかありません。大作の訪問着でありながら軽い付下げなみのモチーフの数なのです。

その少ないモチーフを、誰ヶ袖の模様の中身などの色や形など小さいところで変奏させながら、訪問着全体に展開しています。東京友禅というのは京友禅や加賀友禅とくらべてすっきりしているといわれますが、この大羊居のばあいは、色も多色で模様面積も多いながら、モチーフの数を限定することですっきりさせているんですね。「すっきり」と「華やか」という両立しにくそうな2つの美の要素をみごとに両立させていて、それは大羊居の意匠の特長の1つではないかと思います。

明日は細部。
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[ 2014/02/24 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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