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野口の長襦袢

第二千六百二十八回目の作品は、野口の長襦袢を紹介します。

臙脂色に家紋を飛び柄にした模様の長襦袢です。

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いちばん上の写真は反物の幅を写真の幅として撮ったもの、

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写真2番目以後は近接です。

ちょっと見るとかわいらしい玩具模様のように見えますが、よく見るといずれも家紋です。丸もついていますから創作に見えてじつは家紋そのものを散らした意匠なんですね。

恥ずかしいことに私も仕入れる時に玩具模様と思っていて、家に帰ってよく見てから家紋だったと気が付いたのです。なぜ見る人が玩具模様と勘違いしてしまうのか、それは絵のタッチですね。写真2番目以降の近接で見ると、本来の家紋の意匠はそのままにタッチだけが丸みのあるやさしいイラスト風に変換してあるのです。

家紋を並べた図案の長襦袢なんて着たくないですよね。玩具に見えることで楽しみながら紬の下に着られる長襦袢になっています。その着物がどんな場に着て行くのがふさわしいかという用途や性質を決めるのは、テーマだけでなくタッチもありますね。本来は格の高い正倉院模様や名物裂模様でも、イラストタッチにしてカジュアルにしてしまうこともできますから。

長襦袢の色ですが、濃い色のばあい上に着る着物の色が淡いと透けてしまうことがありますので注意が必要です。紬なら生地が厚いので大丈夫ですね。
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