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「茜おり」とネーミングされたシリーズの袋帯「麻の葉七宝文」

第四千百三回目は、「茜おり」とネーミングされたシリーズの袋帯「麻の葉七宝文」を紹介します。

西陣の織屋さんですが、名前を忘れてしまいました。たしか「羽」の字が付いたような。決して高価な帯ではないのですが、安物感がなく、意外に高い着物にも合わせられます。センスが良いということなんでしょうね。

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いちばん上の写真は、帯の幅を写真の幅として撮ったものです。センスが良いというのはどういうことかと考えたときに、1つは作品にテーマがあるということ、そのテーマが世間の流れに合わせつつ個性もあるということだと思います。

そのテーマというのは色で、地色は今の流行のペパーミントですが、それに対する模様の色は、流行に乗ればパステルカラー仲間のピンクか、チョコミントのイメージで焦げ茶にすべきところ、京都の伝統色を思わせる錆朱を合わせているところです。世間の流れに乗りつつ個性もあるんですね。

センスが良いと感じるもう1つは、自分を高額品に見せる努力をしていないところです。模様がシンプルで、やれることしかしていないので、モノ欲しそうな感じがないんですね。

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写真2番目は近接です。

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写真3番目は、もっと近接です。七宝文はシンプルな単色に見えつつ、じつは濃淡があって2色でした。このようにしてシンプルの美を保ちつつ奥行き感も表現しているのです。

七宝文の一部は絵緯糸としての金糸で覆われていますが、経糸は地色のペパーミントですから、金が輝きすぎず悪目立ちしない上品な金になっています。

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写真4番目はラベルです。電話番号が書いてあるのに会社名がありません。これって西陣のルールですか。

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写真5番目は、昨日まで紹介していた倉部さんの付下げに合わせてみました。展示会などで定価で買うと100万円クラスの作品ですが、普通に合っていると思いませんか。しかしながら、今回の帯合わせでは振袖を合わせてみようと思っています。もともと100万円の予算の人が、着物で90万円使ってしまった、残りの予算で何とかしてくれ、という時にちょうど良いのです。
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[ 2018/05/11 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

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