野口の夏の付下げ「薊」の帯合わせ

第四千八十四回目は、野口の夏の付下げ「薊」の帯合わせです。

今日は織の帯を合わせてみます。野口の着物というのは、他社にはまねのできない世界があって、固定のファンがいます。野口の世界を壊してファンを裏切らないような帯合わせをしたいと思います。とくに今回の薊は野口以外には作れないものですものね。

IMG_15002.jpg
いちばん上の写真は、喜多川俵二の「穀」と言われる夏の名古屋帯「双龍文」を合わせてみました。着物自体が単独で美しい作品なので、帯で余計な意味を加えたくないですね。というわけで、古代のユーラシアに普遍的な連珠文を合わせてみました。こういう文様は普遍的過ぎて個別の意味がないですから。

IMG_13992.jpg
写真2番目は、龍村の絽の名古屋帯「風矢羽」を合わせてみました。意味を加えない帯ということで、風をテーマにした帯を合わせてみました。初夏のイメージを色にすると、菖蒲や紫陽花にありがちな紫と緑の組み合わせですよね。この着物もその配色で出来ていますから、それを崩さないように紫地の帯にしてみました。

IMG_14082.jpg
写真3番目は、龍村の絽の名古屋帯「風矢羽」を合わせてみました。紫の濃淡の色違いです。

IMG_14012.jpg
写真4番目は、龍村の絽の名古屋帯「花音」を合わせてみました。花火をテーマにしたものですが、タイトルに「音」を持ってくるところ、白井進さんの知恵でしょうね。音のする花なんて花火しかないですものね。

IMG_14032.jpg
写真5番目は、龍村の絽の名古屋帯「かすみびし」を合わせてみました。模様の揺らぎが水面に写るように見えるので、着物の模様の中に波や流水があると、良く反応します。

IMG_13872.jpg
写真6番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「遥映垣」を合わせてみました。あらゆる花模様に対し優れたパートナーになる垣の模様です。薊は草原に生えているもので、庭の垣は関係ないかもしれませんが。

IMG_13942.jpg
写真7番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「千歳菱」を合わせてみました。若松ですから植物文ですが、縁起物の意匠としてあまり生でないものを選んでみました。
スポンサーサイト
[ 2018/04/22 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1725-93feb559