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野口の夏の付下げ「芭蕉の葉に露」の帯合わせ

第四千七十七回目は、野口の夏の付下げ「芭蕉の葉に露」の帯合わせです。

今日は織の帯を合わせてみます。今回の着物は、芭蕉の葉だけという単一のテーマで、色も藍の濃淡だけという単一のものです。こういう着物は尖ったイメージがありますね。帯合わせをするときは、その尖ったイメージを妨げないような帯を選びます。もちろん、尖ったイメージを緩和する帯合わせもできますが、せっかくのテーマが薄まってつまらなくなるリスクがありますね。

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いちばん上の写真は、喜多川俵二の「穀」と言われる夏の名古屋帯「双龍文」を合わせてみました。龍の周りの丸い珠の連続は連珠文と言い、奈良からスペインまで古代のユーラシアに広く分布する文様です。普遍的な文様は個別の意味がないということで、着物の尖ったイメージを妨げることはないでしょう。、

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写真2番目は、織屋は忘れてしまいましたが、「万華鏡」というタイトルの夏の袋帯を合わせてみました。有職文様のように見えるので、上と同じような使い方です。

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写真3番目は、橋本テル(602)の夏の袋帯「芳玉」を合わせてみました。これも意味を加えない帯合わせです。

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写真4番目は、龍村の絽の名古屋帯「彩波」を合わせてみました。「いろは」と読みます。しかし漢字で見ると彩雲のイメージですね。意味を加えないものということで、波や風を選んでみました。

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写真5番目は、龍村の絽の名古屋帯「花音」を合わせてみました。花火がテーマです。夏のイメージで合わせてみました。

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写真6番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「光浪文」を合わせてみました。波が同色系なので、色数も増やさない帯合わせを考えてみました。

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写真7番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「遥映垣」を合わせてみました。垣というテーマは、それ自体は地味ですが、花や植物文のパートナーとしては内助の功みたいなもので、素晴らしい力を発揮します。邪魔をしないで意味を強めるんですね。でもここでは芭蕉が庭木のように見えて、イメージが小さくなってしまいますね。上の波の方が良いかも。
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[ 2018/04/15 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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