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野口の夏の着尺「手描きの縞」の帯合わせ

第四千七十一回目は、野口の夏の着尺「手描きの縞」の帯合わせです。

今日は染めの帯を合わせています。

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いちばん上の写真は、野口の夏の名古屋帯「朝顔と雀」を合わせてみました。絞りで具象的テーマを表現する辻が花様式の帯です。藤井絞の辻が花写しは室町時代の職人さんに追いつこうとする気迫を感じますが、野口の辻が花はもっとほのぼのとしています。手描きのよろけ縞の小紋に対しては、こんな雰囲気が合うように思います。

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写真2番目は、野口の名古屋帯「朝顔」を合わせてみました。透き間率が多い生地に対し、かなりきつい色で彩色しています。生地が隙間の部分は、彩色したつもりでも筆は空振りしています。そのため普通に染めると色が淡く見えてしまうことがあります。それを見込んでかなりきつい色で彩色しているようです。

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写真4番目は、野口の絽の名古屋帯「塩釜」を合わせてみました。古代からの製塩風景をテーマにしたものです。海岸で藻塩を焼いて塩を作る様子は、多くの歌に読まれているので、文芸テーマの作品ということになります。そのような文芸テーマの小袖は江戸時代に流行したもので、この帯の意匠も本歌は江戸時代の小袖です。

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写真5番目は、野口の名古屋帯「波頭取桂離宮襖」を合わせてみました。

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写真6番目は、花也の紋紗の名古屋帯「短冊取り草花」を合わせてみました。初夏から初秋にかけての草花を描いているので、夏の前半も後半も着られるのでありがたいです。

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写真7番目は、花也の絽縮緬の名古屋帯「地紙紫陽花」を合わせてみました。


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写真7番目は、藤井絞の絞りの辻が花写しの名古屋帯を合わせてみました。模様のある場を大きく絞り、その中は描き絵だけで表現しています。室町時代の辻が花には描き絵だけのものも多くあります。

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写真8番目は、千切屋治兵衛の名古屋帯「芒と萩」を合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんです。色も模様の量もすっきり少な目のパターンです。こういう洗練もありますね。
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[ 2018/04/09 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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