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野口の付下げ「染分け更紗」の帯合わせ

第四千六十三回目は、野口の付下げ「染分け更紗」の帯合わせです。

更紗の着物の悪いところは、更紗の帯が合わせられないところです。同じ模様を重ねるのは野暮で、当たり前のことを言っているようですが、実際の帯合わせになるととても深刻です。

更紗を避けようとする場合、エキゾチックな雰囲気の更紗の着物に対し、松竹梅のような純粋な和風の帯は合わせにくいです。唐草は、正倉院や名物裂の時代から続きもはや日本の伝統ですが、曲線模様どうしが並ぶとき、たいていの人はその区別はつかないでしょう。

エキゾチックの仲間でありながら、更紗でないものってなんでしょうね。更紗を生んだ国の風物を直接選ぶしかないんじゃないでしょうか。象とか鸚哥ですよね。でもそういう帯を持っている人は少ないし、そのためにわざわざ買えないですよね。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「騎馬陶楽文」を、更紗部分に合わせてみました。イスラム陶器の取材したものです。本歌はたいてい出土で銀化していますが、鮮やかな色彩にアレンジされています。

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写真2番目は、龍村の袋帯「騎馬陶楽文」を、染分け部分に合わせてみました。

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写真3番目は、龍村の袋帯「西域舞踊錦」を更紗部分に合わせてみました。西域と更紗は関係ありませんが、エキゾチックでまとめてみました。人物もまたその地の風物ですね。

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写真4番目は、龍村の袋帯「西域舞踊錦」を染分け部分に合わせてみました。

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写真5番目は、大西勇の袋帯「正倉院象文」を更紗部分に合わせてみました。正倉院御物である臈纈屏風に取材したものです。

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写真5番目は、大西勇の袋帯「正倉院象文」を染分け部分に合わせてみました。

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写真4番目は、龍村の袋帯「彩香間道」を更紗部分に合わせてみました。発想を変えて間道を合わせてみました。曲線の更紗に対に直線の間道を対抗させてみました。ストライプの模様は、正倉院の長斑と繧繝、中世の名物裂の間道、近世の南蛮渡りの縞とがありますが、いずれも輸入品で、エキゾチックの仲間でもあるんですよね。

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写真4番目は、龍村の袋帯「彩香間道」を染分け部分に合わせてみました。
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[ 2018/04/01 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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