龍村の袋帯「照映森羅文」の帯合わせ

第四千五十七回目は、龍村の袋帯「照映森羅文」の帯合わせです。

今日はいろいろな絵羽の着物に合わせてみます。

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いちばん上の写真は、加賀友禅作家、木村雨山の黒留袖を合わせてみました。いかにも加賀友禅の模様、加賀友禅の色ですが、ベタな柄なのではなくて、このようなスタイルは木村雨山の世代が創作して行ったんですね。人気が出過ぎてその後にベタになって行ったのです。このような加賀の色に合わせた帯を合わせる必要はなく、普通は金地の帯を合わせることが多いです。

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写真2番目は、北秀の色留袖を合わせてみました。実際に制作したのは千ぐさ染繍です。インドの風景に日本の植林された風の山林の組み合わせですが、その辺はなんとなくということで。

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写真3番目は、一の橋の訪問着「花舟」を合わせてみました。

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写真4番目は、千切屋治兵衛の訪問着「桂昌院袱紗近江八景」を合わせてみました。実際に制作したのは藤沢さんです。私はこの、青と金と茶の鮮烈な組み合わせがけっこう好きです。

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写真5番目は、橋村重彦さんの訪問着に合わせてみました。野口の企画ではなく自分の作品として制作したものです。意匠は江戸時代に実在した小袖をほとんど忠実に踏襲していて、現代の訪問着の様式に合うように最低限編集したものです。

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写真6番目は、野口の小袖写しの訪問着に合わせてみました。実際に制作したのは橋村重彦さんです。これも忠実な小袖写しです。

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写真7番目は、野口の訪問着に合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんです。倉部さんの訪問着は刺繍のコストが高いため、このような模様が小さい作品が多いです。この作品のばあい、暈しで余白を埋めて訪問着らしく見せかけていますね。この作品のように、よく見るとすごいけれど、遠くから見るとわからない訪問着については、存在感のある帯を合わせるのが良いですね。

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写真8番目は、千切屋治兵衛の色留袖「琳派鶴」に合わせてみました。琳派の洒脱なタッチを生かした色留袖す。このタイプの着物にも存在感のある帯が必要です。

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写真9番目は、竹田庄九郎ブランド(竹田嘉兵衛商店)の有松絞の訪問着を合わせてみました。このような着物も存在感のある帯が必要です。

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写真10番目は、京正の訪問着「暈しに七宝文」を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。どこまでも続く山並みのように見えますが、全て暈しによる曖昧な表現です。その曖昧さの上に、金糸と金箔で描かれた宝石のような七宝文がちりばめてあるう着物です。

柔らかい染の上に強い表現の織物が乘る感じの帯合わせですね。
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[ 2018/03/26 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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