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花也の塩瀬の名古屋帯「六角箱寿蔵文」の帯合わせ

第四千五十二回目は、花也の塩瀬の名古屋帯「六角箱寿蔵文」の帯合わせです。

今日は紬に合わせてみます。

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いちばん上の写真は、新田機業の紅花紬を合わせてみました。紅花はオレンジ色の花ですが、染料として抽出できる黄色い染料と赤い染料に藍を加えると三原色がつくれます。それで自由に色がつくれるわけですね。そうして作ったグラデーションのある縞です。

着物では藍染を紅花染めと重ねて墨色の縞として使っていますので、帯の地色の水色を合わせて三原色を復活させてみました。

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写真2番目は、秋山真和の綾の手紬を合わせてみました。19世紀に織られた首里の織物として実在する織物を再び織ったものです。草木染の茶色が派手ですが、百数十年間の退色を考慮して元に戻したものでしょう。

とても個性の強い紬ですから、紅型を抑え込むことのできるこの帯を合わせてみました。

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写真3番目は、山下八百子さんの黄八丈を合わせてみました。六角箱の上面は、友禅のベージュの上に金線を描くことで、黄色が輝いているように見えます。その色とシンクロするように、山下さんの輝くような苅安の黄色を合わせてみました。

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写真4番目は、真栄城興茂の琉球美絣を合わせてみました。琉球美絣といえば、木綿と琉球藍と絣で生まれる沖縄に海みたいな青のグラデーションですよね。この作品では福木の黄色も加えて作家モノっぽい雰囲気になっています。個性モノに対抗できるのはこういう帯かと思っています。

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写真5番目は、青戸柚美江さんの出雲織「矢絣」を合わせてみました。歴史的な矢絣は、梯子という道具で経糸をずらして作る経絣ですが、これは経緯の絣で矢絣風の模様を表現しています。私はこの帯は、紬に使う時は、作家モノ御用達で使ったら便利なように思います。

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写真6番目は、秋山真和の花織を合わせてみました。目が痛いほど青い藍染の色です。花織と藍を合わせたもので、秋山さんはこのパターンでロートン織にしたり、グラデーションを付けたりいろいろ創作しています。これはそのいちばん基本パターンと思います。
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[ 2018/03/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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