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東京刺繍の名古屋帯の帯合わせ

第四千三十九回目は、東京刺繍の名古屋帯の帯合わせです。

今日は染めの着尺(小紋)に合わせてみました。こういう帯を買う人は、着物に合わせようと思って買うのではなく、これ自体を気に入って買って、後で合う着物を見つけるものだと思います。たいていの人は、無地や江戸小紋辺りに合わせるのではないでしょうか。そういう合わせ方は帯の刺繍を引き立たせるでしょう。

しかしながら、そういうまともなことは誰でも思いつくし、実際のユーザーがすれば良いことです。ここではギリギリのヒットかファールかというところを狙ってみたいです。というわけで、今日は吹寄せかそれに似た模様を合わせてみました。同じ主題を楽器を変えて次々に演奏してみる感じです。

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いちばん上の写真は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。実際に制作したのは大和さんです。帯と着物の吹寄せを比較してみると、どちらも多色ですし大きさも同じぐらいです。技法の違いだけということになりますね。

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写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。吹寄せというのはもともと木枯らしに舞う落ち葉ですから松葉と楓ですね。やがて花も加え、さらに梅や桜も加わって季節の無い純粋な意匠になったのだと思います。この着物は元々の松葉だけですね。さわりをピアノで弾いて、その後主題を豪華にしつつオーケストラが追いかける感じをイメージしてみました。

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写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。素直に染められた型染の吹寄せ模様で、帯と着物の模様が素直にシンクロするようにしてみました。

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写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。よく見ると着物の意匠は吹寄せではないのですが、ちょっと見、仲間のように見えるかな、というところ。小さいが濃厚な刺繍と、大きいが白揚げの染めが等価に見えるように並べてみました。

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写真5番目は、野口の横段の着尺を合わせてみました。よく見ると着物の意匠は干菓子で吹寄せではないのですが、ちょっと見、仲間のように見えるでしょうか。

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写真6番目は、野口の着尺を合わせてみました。大きな楓の模様です。大きさを変えての主題の繰り返しを狙ってみました。

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写真7番目は、野口の横段の着尺を合わせてみました。着物の模様は慶長小袖のモチーフに取材しています。このぐらい違うと、もう同じ模様には見えませんね。

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写真7番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。写真2番目のような地味な着尺を合わせてみるパターンです。無地を合わせるのに似て、成功しやすいパターンではないでしょうか。
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[ 2018/03/08 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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