東京刺繍の名古屋帯の帯合わせ

第四千三十六回目は、東京刺繍の名古屋帯の帯合わせです。

名古屋帯ですから、本来ならば小紋や紬に合わせるべきですが、全体が刺繍ということで加工が重いですから訪問着にも使いたいと思います。訪問着というのはたいてい友禅ですから、刺繍というのは技法が重ならないでÝ使いやすいです。

IMG_89332.jpg
いちばん上の写真は、野口のカジュアルな訪問着(パーティー着)を合わせてみました。江戸時代の武士の衣装である熨斗目模様をイメージしたものです。名古屋帯ということで、取りあえずあまりフォーマル感のない訪問着に合わせてみました。

IMG_89472.jpg
写真2番目は、花也の訪問着「霞」に合わせてみました。霞自体は暈しですが、霞の中に透明感のある色の糸で刺繍がしてあって彩雲のように感じます。

IMG_20062.jpg
写真3番目は、京正の訪問着「暈しに七宝文」を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。帯は吹寄せで遠山の形を象ったものですが輪郭線の無い表現ですから、その輪郭線を補うように、遠山の形がある訪問着を合わせてみました。

IMG_20162.jpg
写真4番目は、北秀の訪問着を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。こちらも訪問着で遠山を補ってみました。上の訪問着は暈しだけで遠山のラインを表現していますが、こちらは糸目を使って輪郭線のある遠山を描いています。

IMG_20332.jpg
写真5番目は、千切屋治兵衛の訪問着「神坂雪佳・白川女」を合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。袖に田植え風景があり、裾に収穫物の京野菜を行商する白川女が描かれています。京都は古い都であるとともに、少し郊外は自然の恵みがある土地なんですね。山に雨が降ってこその自然の恵みですが、その山を帯のお太鼓として中心に据えてみました。

IMG_20232.jpg
写真6番目は、千切屋治兵衛の訪問着「市女傘」を合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。模様の意味は違いますが、小さい模様がなだらかな坂になって並んでいるところが似て、技法を変えてシンクロしているように見えます。
スポンサーサイト
[ 2018/03/05 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1675-22d55e39