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紫紘の袋帯「琳派楓」の帯合わせ

第四千三十一回目は、紫紘の袋帯「琳派楓」の帯合わせです。

今日は季節に関わらない付下げと色留袖を合わせてみました。今回の帯は、赤、黄色、緑、白という色鮮やかな多色の作品ですが、それに合わせる帯は、やはり色鮮やかなものが良いのでしょうか。それとも白揚げの単彩でもいいのでしょうか。

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いちばん上の写真は、花也の付下げ「榧」に合わせてみました。墨色地に白揚げの作品なので、全体としてはモノトーンです。ただ実の部分だけわずかに朱色が挿してあります。

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写真2番目は、花也の付下げ「八重葎」を合わせてみました。鉄紺地に白揚げの作品なので、くっきりしていますがモノトーンです。ただわずかに朱色が挿してあります。葎や八重葎は地味で邪魔な植物ですが、源氏の帚木や百人一首にも登場するので、文芸的な要素もあり、そのために着物の模様にはわりとあります。ただ、平安時代の八重葎は現在の八重葎とはちがい、カナムグラだそうです。

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写真3番目は、花也の付下げ「雪輪取りサンテチエンヌリボン」合わせてみました。すっきりした明るい色を合わせてみました。刺繍の模様は小さいですが、帯と同じ鮮やかな色が使ってあります。

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写真4番目は、花也の付下げ「サンテチエンヌリボン」合わせてみました。着物と帯を同じぐらいきれいな色にして合わせてみました。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の付下げ「正倉院丸文」を合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんです。珍しい色糊を使った作品です。色糊は糸目糊に染料を混ぜて、糊を落とした後に染料だけが生地に定着するという技法です。色自体は鮮やかなのですが、全体として派手ではない、マニアックな雰囲気です。

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写真6番目は、花也の付下げ「松皮取り四季花」を合わせてみました。紬地を使った付下げです。今回の帯の地が引き箔でないということで紬地を試してみました。

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写真7番目は、一の橋の付下げ「金霞に宝尽くし」を合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんです。倉部さんの精緻だが細かい刺繍に金霞を合わせて訪問着的な格を持たせたものです。倉部さんは高価なので模様が小さいのしか作れないのが欠点ですが、工夫によって模様がたくさんあるように見せかけることができます。

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写真8番目は、花也の色留袖「疋田雲重ね」合わせてみました。色留袖ですが、私自身が注文したものなので、仮絵羽ではなく反物で制作してあります。みんなに好かれる要素をあつめたもので、地味派手具合もちょうど良くなっています。作家がつくると芸術的なものもありますが、小売業者がつくると売りやすいものを作るものです。
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[ 2018/02/28 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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