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紫紘の袋帯「琳派楓」の帯合わせ

第四千三十回目は、紫紘の袋帯「琳派楓」の帯合わせです。

今回の帯は、たいていの人は秋の帯として締めるので、着物も秋のテーマのものになるでしょう。秋の草花と言えば菊や楓ですが、菊はともかく楓どうし重ねても良いでしょうか。

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いちばん上の写真は、花也の付下げ「笹取り楓」を合わせてみました。笹はダンマル描きで描かれ、その笹を取り方として中に糊糸目の友禅で楓が描かれています。友禅の楓は線描き部分が多いですが、一部がいきなりの赤と金でアイキャッチポイントになっています。

楓どうしを重ねることになりますが、取り方のおかげで直接接せずそれが少し救いになっているのではないでしょうか。

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写真2番目は、千切屋治兵衛の付下げ「蛇籠に流水」を合わせてみました。実際に制作したのは中井亮さんです。中井さんの強い色に対し、強くてクリアな帯の楓の色がよく対抗しています。

これも楓どうしを重ねることになりますが、風景の中の楓ですからそれほど重複感はないかも。

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写真3番目は、花也の付下げ「小袖写し疋田楓と橘」に合わせてみました。こちらは楓自体が取り方になり、中に描き疋田や四季花が入っています。アイディアいっぱいのデザインですが、現代のものではなく小袖にある意匠です。これも楓どうしを重ねることになりますが、取り方なのでそれほど重複感はないかもしれません。

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写真4番目は、花也の付下げ「市松取り楓」を合わせてみました。市松の地紋の生地を利用して、友禅の意匠にしたものです。生地と染を連携させた作例ですね。楓の多くは線描きで、一部が赤と金で加飾してあります。これも楓を重ねているわけですが、一見して同じテーマという気もしません。

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写真5番目は、花也の付下げ「菱取り柳に菊」を合わせてみました。同じ秋のテーマでも楓を避けて菊にしてみました。

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写真6番目は、花也の付下げ「菊の葉丸文」に合わせてみました。同じ秋のテーマでも楓を避けて菊にしてみました。花の無い葉だけの菊で一見して何の植物かわかりません。
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[ 2018/02/27 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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