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昨日来の刺繍加工の最後

第二千五百九十二回目の作品は、昨日来の刺繍加工の最後です。

今日はマエミにある門と背後のミナレットです。多くの日本人がサマルカンドを知ったのは、井上靖の「西域物語」がきっかけではないでしょうか。私が読んだのは学生時代だったと思います。本棚にそのまま有ったので、これを制作するにあたり読み直しました。文庫版ですが、カバー表紙が、サマルカンドのレギスタン広場にある門でした。

今回はイメージだけ借用し、刺繍で表現しやすいようにかなり形を変えています。

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いちばん上の写真は、この作品のメイン部分で、観光案内に必ず載っているレギスタン広場をイメージしたものです。門とかミナレットとか適当に書いてしまっていますが、レギスタン広場を囲む3つの門のような建造物はじつはイスラム神学校です。壁面は装飾にあふれています。その装飾は美しいので、すべて作品に盛り込みたいという誘惑に負けそうになります。

友禅であれば、何でも描けてしまうので、おそらく装飾過剰のごちゃごちゃ着物にしてしまうでしょう。しかし、刺繍にはコストという壁があるので、そのような誘惑に負けないですむのです。

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写真2番目は、アーチ部分の拡大です。実際のサマルカンドの建物は壁面が装飾タイルで覆われているのですが、その雰囲気を出すために割付文様繍で装飾してみました。

IMG_5417.jpg
写真3番目は、この部分の下絵です。完全に下絵通りに刺繍していますね。

004.jpg
写真4番目は、この部分の下絵の最初のプランです。レギスタン広場のメインは門型の建物ですが、ドーム型の建物も捨てがたい、というわけで、門の上にドームを載せています。壁面装飾を割付文様繍で表現するというアイディアは当初からあったということがわかりますね。
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[ 2014/01/08 ] 繍箔 | TB(0) | CM(0)

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