2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

錦工芸の九寸の名古屋帯「南天」の帯合わせ

第三千八百二十八回目は、錦工芸の九寸の名古屋帯「南天」の帯合わせです。

今日はこの「南天」を使ってちょっと冒険をしてみました。

IMG_35862.jpg
いちばん上の写真は、大羊居の色留袖「雪庭」を合わせてみました。庭に雪が積もり、庭石と南天だけが顔を出しているという意匠の色留袖です。色留袖に名古屋帯を締める人はいませんが、現代の色留袖はたいてい1つ紋で比翼を付けず、上半身にたまたま模様の無い訪問着として着られます。

着物のテーマを帯でリフレインして強めるような組み合わせです。

IMG_35932.jpg
写真2番目は、北秀の訪問着「疋田霞」を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。かつての安田は北秀を通して東京でも売っていました。ほとんどは銀座のきしやに流れていましたが。オフホワイト地に霞模様です。

IMG_36012.jpg
写真3番目は、北秀の訪問着「遠山楓」を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。遠山に楓が散るという意匠で、季節としては秋から晩秋です。帯の季節がちょっと先取りという関係になります。

IMG_36082.jpg
写真4番目は千切屋治兵衛の訪問着「神坂雪佳写し」を合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。人物がダンマル描きで描かれ半防染技法が使われているので霊現象のように見えます。墓の掃除をしないので先祖が仕方なく自分の墓の掃除をしているみたいですが、じつは神坂雪佳の下絵をほぼそのまま写したものです。晩秋の風情で帯の季節が少し先取りの関係ですね。

IMG_36262.jpg
写真5番目は千切屋治兵衛の訪問着「紅葉」を合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。散って水に浮かぶ楓の葉を描いたものだと思います。楓は自由に流れ浮かび、模様自体はたいしてないのですが、着物の全身を池の水面と思えば、けっこう広がりを感じる意匠になっています。やはり晩秋の風情で帯の季節が少し先取りの関係ですね。
スポンサーサイト
[ 2017/08/06 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1463-f89e1007