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錦工芸の九寸の名古屋帯「雪文様」の帯合わせ

第三千八百二十回目は、錦工芸の九寸の名古屋帯「雪文様」の帯合わせです。

今日は染めの着尺を合わせてみます。

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いちばん上の写真は、藤井絞の着尺を合わせてみました。梅の花の形を絞った飛び柄の着尺です。着物はもう梅の花、帯はまだ雪ということで、まだ冬だけれども春の始まりを待ち望むような時期をイメージしてみました。

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写真2番目は、野口の手描きの着尺を合わせてみました。これも梅の花がテーマの着物です。世間の人が梅の着物を着始めたら雪の着物は肩身が狭くなる、世間の人が桜の着物を着始めたら梅の着物は肩身が狭くなる、というふうに着物の季節は変わっていきます。その曖昧な切り替わりの時期に、早すぎるとも遅すぎるとも言われず、けっこう便利な合わせ方かもしれません。

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写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。野口らしい大胆な段模様の着尺です。大きな牡丹と菊が咲き誇る意匠ですが、どうせ春秋セットなら、雪が有っても良いですよね。上の2例では、雪を季節テーマとして扱いましたが、ここでは一般的な文様として扱ってみました。雪輪や雪の結晶を思わせる文様は絽の着物にもよくありますから、1年中使える文様なのかもしれません。

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写真4番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。実際に制作したのは大和さんです。上の例とは逆に、全身雪だけにしてみました。こうして季節にこだわってみると、季節はずれの方がマシと思えてきます。

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写真4番目は、野口の短冊模様の着尺を合わせてみました。季節に関係のない模様の着物を合わせてみました。ただ色に関しては爽やかな地色を選んでいます。

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写真4番目は、野口の蝋染の着尺を合わせてみました。これも季節に関係のない模様の着物を合わせた例です。これも爽やかな地色を選んでいます。着物でも帯でも雪の結晶を使う時は、その相手は模様の意味より爽やかな地色を選ぶことの方が大事ではないかと思いました。
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[ 2017/07/28 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(2)

これが夏帯なら。

濃紺の無地の絽や紗(スレンダーな方なら浅葱色でも)に合わせて
涼しい顔をして立っていたら・・・・なんとも涼しげでしょうね。
(本人いくら暑くても、笑)
こういう夏帯こそ欲しいです。
何か着物の決まりで夏帯にこの柄はいけないのでしょうか?
[ 2017/07/28 17:21 ] [ 編集 ]

おっしゃるとおり夏帯があると良いですね

夏帯というコメントをヒントに、単衣用の帯にも使えると想定して帯合わせをしてみました。実際に合わせてみるとけっこう良い感じですが、帯を絽や紗にして最初から夏専用としてつくってくれた方が紛らわしくなくて良いですね。
雪輪の文様が絽に染めて夏物の小紋として売っているように、着物好きな人は涼しさの演出として夏の雪の文様があることを知っていますが、着物を着ない人は???と思うかもしれませんね。
[ 2017/07/31 17:03 ] [ 編集 ]

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