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一の橋の付け下げ「紅葉流水」の続き

第三千八百六回目は、一の橋の付け下げ「紅葉流水」の続きです。

今日は細部を近接で撮ってみました。撮ってみたらどこも同じようで恐縮しています。倉部さんの付け下げは、物語として展開していくような意匠ではなく、完成度の高いパーツを繰り返して見る意匠だからしょうがないですね。そこはやはり友禅と繍箔の違いなんじゃないでしょうか。小袖の時代でも、友禅の発明によって、絵画性が高く物語として展開していく小袖の意匠が生まれたのだと思います。

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いちばん上の写真は、マエミの上の方にある紅葉の近接です。繍箔のこの作品でも、赤と緑の2色だけとはいえ、彩色が行われています。しかしこの2色はじつは友禅ではなく、顔料によるものです。顔料の持つ不透明感のおかげで、金箔に負けない存在感が得られているのだと思います。

縁蓋を使った金彩に負けないためには、生地に浸み込む染料の自然な感じより、生地に接着剤で着けた顔料のくっきり感が合いそうです。顔料部分も縁蓋を使っているのでしょうか。

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写真2番目は、オクミにある紅葉の近接です。

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写真3番目は、マエミの下の方にある紅葉の近接です。

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写真4番目は、後姿にある紅葉の近接です。
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[ 2017/07/14 ] 繍箔 | TB(0) | CM(0)

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