金谷の八寸の名古屋帯「市松」

第三千七百八十二回目の作品として、金谷の八寸の名古屋帯「市松」を紹介します。

今日は、先日まで紹介していた金谷の八寸の名古屋帯の違う模様です。八寸の帯と九寸の帯の違いですが、どちらも名古屋帯で身に付ける時の幅は八寸です。八寸の帯は縁の部分をかがりますが、九寸の帯は芯を入れて仕立てます。仕立てる時の縫いしろが1寸というわけです。

両者の違いは、八寸の帯はカジュアル感が強く、たいていのばあい紬の着物にあわせるのに対し、九寸の帯は多少フォーマル感が有って紬の他小紋にも合わせることが多いということです。素材は、八寸の帯は芯が無くても形が崩れないように太い糸が使われた厚手の生地であるのに対し、九寸の帯は芯を入れるので生地は自由です。

IMG_09702.jpg
いちばん上の写真は、帯の幅を写真の幅として撮ったものです。市松模様で六通になっていますから、お太鼓も腹文も同じ市松です。腹文としては半分に折りますから見えるところは市松ではないですね。

IMG_09742.jpg
写真2番目は、少し近接してみました。経緯ともに白糸と黒糸があって、白×白、白×黒、黒×白、白×白の4通りの場が生じ、市松になっているのです。白×黒と黒×白は同じではなく、経糸が黒の方が黒く見えるようです。なぜそうなるか解明するために下の写真で拡大してみました。

IMG_09762.jpg
写真3番目は拡大です。経糸の方が表面に露出している面積が大きいので、経糸が黒の方が黒く見え、経糸が白の方が白く見えるようです。
スポンサーサイト
[ 2017/06/20 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1416-b9ed51fd