東京刺繍の帯の帯合わせ

第三千七百七十七回目は、東京刺繍の帯の帯合わせです。

今日は付下げを合わせてみます。

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いちばん上の写真は、一の橋の付下げを合わせてみました。紬地の付下げです。エキゾチックを狙って更紗を合わせてみました。

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写真2番目は、野口の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは米沢新之助さんです。イラストのようなタッチの作品を多く残した作家さんです。存命ですが日本にはいないようですね。

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写真3番目は、野口の付下げを合わせてみました。色紙取りで、中の模様は唐華文です。国籍不明で使いやすいのではないでしょうか。

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写真4番目は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。紬地の付下げで、ダンマル描きで洒脱な絵が描いてありますが、陶画を写したものということです。茶陶かなあとも思いますが、近藤悠三の弟子でとても仲良くしている方がいたので、その流れかもしれません。

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写真5番目は、野口の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは岡本等さんです。昭和の終わりごろのフォーマル全盛の時代、野口が小紋だけではなくフォーマルでもお洒落だ、というイメージを確立するのに大いに貢献した岡本等さんの作品です。うちでも大人気で、私も見れば仕入れていたのですが、もうこれがほとんど最後です。

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写真6番目は、野口の手挿しの訪問着を合わせてみました。輪郭だけは型、彩色は手で行っている作品です。このようなものを手挿しの訪問着といい、模様が多い割に安価なのが特長です。短所は色違いを着ている人が複数いることですが、大量に作るのではなく、1年に2枚程度を数年にわたって作り続けるというやり方をするので、すれ違うことはまずないでしょう。

配色はさすが野口でとても上手です。デザインについてもみんなに愛される感じです。複数制作を前提するものは、失敗すると損が大きいですからちゃんと市場を考えて推敲していますから。
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[ 2017/06/15 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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