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花也の名古屋帯

第二千五百七十七回目の作品として、花也の名古屋帯を紹介します。

昨日は年に数回の税理士業で、ずっと年末調整を手伝っていたのでお休みしました。今日は、昨日掲載するつもりだった花也の染め帯です。

画家というのは、一般的には、デッサンが得意なタイプと色彩が得意なタイプとがあって、たとえば「ミケランジェロは長くデッサン派とおもわれていて、色彩はあまり論じられたことが無かったのが、システィナ礼拝堂の壁画と天井画を洗浄してみたら、じつは色彩が美しく色彩家であることもわかった」というようなこともあります。

友禅でそれにあたるのは、糸目と彩色ですね。意匠そのものは名作の絶対条件ですが(デザインはダメだが名作、ってのは無いですね)、その上で、糸目がより優れたものと彩色がより優れたものがあります。

花也は、安田から引き継いだ職人が多いので糸目重視派ですね。特にこの作品は、2012年12月12日(2219回)と2012年12月14日(2221回)の付下げと同じ作者のもので、かすれながらも途切れない糊糸目が美しい作品です。

糊筒を使って、毛筆が本来持つ飛白の美のタッチを再現する、というのがこの作品のテーマです。糊筒というのは、ケーキに「誕生日おめでとう」と書くような道具ですが、そんな不自由な道具でなぜ「毛筆の飛白」という線の奥義みたいなことができるのか、おそらく糊の粘度から作者の秘伝なんでしょうね。

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いちばん上の写真はお太鼓、

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写真2番目は腹文、

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写真3番目はお太鼓の近接、

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写真4番目は腹文の近接です。
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[ 2013/12/24 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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