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野口の振袖

第三千七百五十二回目の作品として、野口の振袖を紹介します。

今年の野口の振袖は、黒地の花の丸、青緑地の楽器、、と紹介してきましたが、今日は3枚目の紫地の宝尽くしです。楽器は器物模様でしたが、今回の宝尽くしは器物模様というよりも、宝尽くしが模様の容器の役目を果たし、中に友禅の意匠にありがちな植物文や割り付け文が入っているという取り方模様でもあります。

前の2枚の振袖の意匠は、花の丸でも楽器でも、独立したモチーフがならべてあるパターンでした。このようなパターンではモチーフが1つで完結しているので、レゴのように組み立ててデザインします。その一方、着物全体が1つの絵としてつながっている意匠もあり、これは最初から全体としてデザインしなければなりません。自分でデザインを考える時は、レゴタイプはけっこう簡単なのです。並べ替えて何種類もできますしね。

今回の振袖はどうでしょうか。モチーフだけ見るとレゴパターンです。ところがどのモチーフにも紐が付いていて、それが隣のもーふに絡まって、あたかも1つの意味のある絵のような有機的なつながりを持っているのです。組み換え可能なレゴでありながら、立派な構造物に見せるデザインのテクニックですね。

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いちばん上の写真は全体です。紐のおかげで全体で1つの絵に見えませんか。

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写真2番目は、前姿(マエミ+オクミ)です。

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写真3番目は脇縫い辺りです。

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写真4番目は後姿です。

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写真5番目は下前です。
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