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花也の付下げ「道長取り更紗模様」の帯合わせ

第三千七百四十回目は、花也の付下げ「道長取り更紗模様」の帯合わせです。

迷宮感覚の着物に対し合わせる帯ということですが、複雑な曲線模様を選んでいっしょに迷宮に入ってしまうか、迷宮から脱出すべくシンプルな直線模様を選ぶかでしょう。今回はシンプルな模様を選んで迷宮感覚を緩和しようと思います。

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いちばん上の写真は、織悦の袋帯を合わせてみました。織悦の袋帯としていちばんベースになる段文です。段文の中の金糸の模様は、「モール」や「シャム印金」など種類があります。段文は直線模様ということで選んでみました。

帯の色は多色で着物とは違いますが、おそらく明度や彩度が着物の地色が近いからか、色が馴染んでいる印象があります。

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写真2番目は、龍村の袋帯「郁芳間道」を合わせてみました。直線模様の代表として間道を選んでみました。色は紺とベージュで、着物の地色と同系に見えるようにしてみましたが、この配色は意外と綺麗です。鉄道マニアは「スカ色」って言いますよね、横須賀線の色という意味です。

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写真3番目は、おび弘の袋帯を合わせてみました。地色は水色で着物と同系色を狙っています。着物が他色を排し青系に徹しているのですから、帯でその努力を無にしたら申し訳ないですものね。模様は斜線でシンプルですが、よく見ると直線ではなく、大きく弧を描いているように見えます。

それが模様の雰囲気の優しさにもつながっていますし、着物の濃厚な更紗に対し、シンプルで反対ながら、大きな弧のおかげで少し寄り添うことになっています。類似要素と対照要素の両方を含むと深く合うものですね。

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写真4番目は、織悦の袋帯「彩籠目文」を合わせてみました。単一のパターンの直線模様ということで選んでみました。

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写真5番目は、織悦の袋帯「若松彩文」を合わせてみました。若杉という日本で縁起の良い文様とインド発の更紗には何の関係もないですが、地色が同系濃淡で模様がシンプルなためか、合わせてみると意外に合います。

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写真6番目は、大西勇の袋帯「有栖川龍文」を合わせてみました。周りに余白が有って、1つの大きなモチーフがポンとついているような意匠は合いそうな気がします。迷宮感覚は、見る時にどこに焦点を合わせて良いかわからないからそのような感覚が生じるのではないか、と考えて、焦点がピッタリ合う帯を選んでみました。
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[ 2017/05/09 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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