野口の手挿しの訪問着の帯合わせ

第三千七百二十八回目は、野口の手挿しの訪問着の帯合わせです。

テーマがはっきりして、1つの意味のある絵として完成しているような着物に対する帯合わせは、意外に難しいことがあります。理想を言えば、その完成した絵に足りないものを補完するような帯が有ればいいのですが、「完成」しているわけですから難しいですよね。

今日は間道のような純粋な文様で、それ自体に意味がないようなものを合わせます。着物の絵が意味的に完成しているので、意味を足さない帯合わせです。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「郁芳間道」を合わせてみました。

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写真2番目は、龍村の袋帯「ちとせ間道」を合わせてみました。

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写真3番目は、龍村の名古屋帯「飛鳥間道」を合わせてみました。法隆寺の「蜀江小幡」の手の部分に使われてもいる裂で、龍村の商品名は「飛鳥間道」ですが、学芸員が使う一般語としては「山菱文錦」だと思います。

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写真4番目は、おび弘の袋帯を合わせてみました。少したわみのある車線で、グラフィックデザインのようですが、素材も技法も西陣の伝統そのもののような手織りの帯です。「おび弘」は池口さんで、あの「佐波理つづれ」と同じ証紙番号607です。

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写真5番目は、龍村の名古屋帯「シャムパーシン」を合わせてみました。龍村は国別にテーマを決めた展示会をしていたことがありましたが、これはタイやカンボジアをテーマにした展示会の時に発表されたものです。意味はあるのでしょうが、私にもたいていの日本人にも分からないので、意味を足さない帯として使ってみました。
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[ 2017/04/27 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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