2017 101234567891011121314151617181920212223242526272829302017 12

野口の手挿しの訪問着の続き

第三千七百二十七回目は、野口の手挿しの訪問着の続きです。

IMG_77382.jpg
いちばん上の写真は袖です。袖の裾から枝が出て、弧を描くように伸びています。この訪問着で描かれているのは、前姿1本、後姿1本、計2本の樹木だけですし、その種類も同じです。葉はなく花だけですし、その花も全部同じ向きです。とてもシンプルな図案なんですね。

IMG_77192.jpg
写真2番目は、前姿の上の方の花の多いところです。裾から伸びてきた幹は一度オクミの方に曲がって、オクミとマエミの縫い目をまたいだメインの模様になります。普通の付下げの模様は、マエミ、オクミというように別の模様が有るわけですが、1本の樹木をテーマにしていると、模様を置きたい場所に幹が曲がっていって、そこで花をつける図案になるわけです。

IMG_77182.jpg
写真3番目は、前姿の下の方の花の多いところです。普通の付下げでもマエミの下の方に模様が有りますが、その役割を果たす枝が生えています。太い幹よりも細い枝の方が色が濃いんですね。この方が模様が締まるんでしょうか、図案のテクニックなんでしょうね。

IMG_77322.jpg
写真4番目は、後姿の模様の花の多いところです。花は同じ形のようですが、縁取りが有るものとそうでないものがあり、強弱感が有ります。花は全部前を向いていて、子供が描くような形ですが、「下手な絵」なのではなく「装飾的な画面」なのです。
スポンサーサイト

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1361-a1b0e87e