龍村の絽の名古屋帯「花音」の帯合わせ

第三千七百二十二回目は、龍村の絽の名古屋帯「花音」の帯合わせです。

龍村の名古屋帯は、「龍村」世いうブランドのフォーマルなイメージから付下げに使うこともありますし、名古屋帯ということで紬に使うこともあります。

この作品についていえば、夏の楽しい行事である花火がテーマということで、正倉院や有職文様に比べてカジュアルと言えますから紬に使えます。一方、花火は豪華な金銀糸使いであり、フォーマルということで付下げにも使えます。今回は両方試してみますが、まずは夏の織物からです。

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いちばん上の写真は、東郷織物の夏大島を合わせてみました。大島紬の織元として有名な東郷織物が制作している夏大島です。大島紬と言えば、マルキなどの言葉で表される精巧な締め絣が価値があるわけですが、これは絣を伴わない格子ですから、意外に安価です。これは黒の着物に黒の帯を合わせた例で、お洒落というのは、絣が細かいから高いという話でもないですよね。

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写真2番目は、東郷織物の夏大島を合わせてみました。これも大島紬としては安価な格子の大島です。真夏の茶色、あるいは小豆色というのは、大人の着こなしですよね。黒と茶色の組み合わせは鉄板です。

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写真3番目は、夏琉球を合わせてみました。表示は「夏琉球」ですが、壁糸で織られているという意味で壁上布と言われることもあります。沖縄の織物は高価なイメージがありますが、手織りの織物として比較的リーズナブルです。着やすさやホンモノ感も含めて良い織物ですよね。

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写真4番目は、首里織の作家、伊藤峯子さんの花倉織を合わせてみました。首里の織物というのは、琉球王家の官服でもあり、日本本土の地方の織物である紬や絣の仲間にしてしまうのは意味が違うのかもしれませんね。そういう点では龍村はちょうど良いかもしれません。

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写真5番目は、林宗平の越後上布を合わせてみました。宮古上布、芭蕉布とともに日本でいちばん高価な織物です。
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[ 2017/04/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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