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小千谷縮の帯合わせ

第三千七百十五回目は、小千谷縮の帯合わせです。

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いちばん上の写真は、花也の紋紗のような変わり織の生地の名古屋帯「短冊取り草花文」を合わせてみました。紗と平織が縞状になっている生地です。正確に言えば紋紗でその模様が縞ということでしょう。その生地を短冊の形の取り方にして、その中に7月から9月ごろ(初夏~初秋)までの草花を描いた帯です。

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写真2番目は、千切屋治兵衛の絽縮緬の名古屋帯「丸取りスノードロップ文」を合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんで糊の糸目による作品です。

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写真3番目は、花也の変わり織の生地の名古屋帯「渦巻」を合わせてみました。沖縄の花絽織のようにも見える変わり織の生地に、渦巻の形に白抜きの防染をし、さらに刺繍を加えた作品です。

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写真4番目は、加賀友禅作家、高平良隆の名古屋帯を合わせてみました。加賀友禅作家の中で7人だけの加賀友禅技術保存会の正会員で、石川県無形文化財の保持者でもある高平良隆さんが、本業の友禅ではなく絵画として描いた作品です。加賀友禅作家として頂点を極めた人は画家としても上手いですね。というか、友禅作家というのは元々は画家になりたくて、途中で進路変更して友禅作家になるものなんでしょうから、当然ですが。

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写真5番目は、野口の絞の名古屋帯を合わせてみました。朝顔と雀という具象的なデザインを絞ったもので、辻が花の技法によるものです。

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写真6番目は、野口の絞の名古屋帯を合わせてみました。生地を折りたたんだ状態で圧力をかけて防染して丸い形を表現した絞りです。折りたたんで圧力をかけるのは専用の器具が必要で、そのようなものは明治時代に有松出身の鈴木金蔵という発明家によって考案されたものが多いです。当時としては縫い絞りに対する量産技法だったようです。

折りたたんだことによる格子形の染料の溜まりのムラも、模様として取り込んだデザインになっています。今日紹介する中では、いちばんカジュアルな雰囲気ですね。


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[ 2017/04/14 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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