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花也の友禅の名古屋帯「市松取り笹に桜」

第三千六百九十五回目の作品として、花也の友禅の名古屋帯「市松取り笹に桜」を紹介します。

寒いと思っていたらもうそんな時期ですね。

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いちばん上の写真はお太鼓です。市松模様に見える地紋の生地を使い、それを生かして友禅で模様を付けています。模様は市松の配置でお太鼓に6個です。

桜の花弁を背景に笹が描かれていますが、笹は赤が5個、緑が2個です。6個の模様のうち5個に赤があって、残り1つだけが緑です。中央部分にある模様には赤緑両方描いてあります。1つの取り方に1つの笹を配し、赤と緑を3個ずつにすると模様に動きが無くなって平板な印象になるので、微妙にバランスを崩す配置が大事なのです。

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写真2番目は腹文です。模様はどちら側を表に出しても2個ずつです。こちらは赤緑均等ですね。しかしながら、片側は赤だけ、片側は緑だけにして、着る人の年齢やその時の着物の色により選んでもらうというアイディアもあります。純粋な絵画にはできない着物ならではのデザインのノウハウです。

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写真3番目はお太鼓の近接です。図案としてみれば、前側にある笹が主文、後ろ側にある桜の花弁が副文ですね。しかしこれを実際に締める人にとっては桜が主文ということになると思います。桜は季節のイメージが強力過ぎてごまかせませんものね。しかし副文にしたメリットもあって、それは花弁だけにしたことです(主文にするには花や枝が必要)。散る桜ということで4月半ばまで着られます。

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写真4番目は、お太鼓にもっと近接してみました。お太鼓にあしらい(友禅模様の一部を強調するための刺繍)は2か所です。笹の葉の周りを完全に金糸が囲むパターンです。

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写真5番目は、お太鼓にもっと近接してみました。緑の笹のあしらいに近接してみました。
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[ 2017/03/25 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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