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千切屋治兵衛の着尺の帯合わせ

第三千六百九十一回目は、千切屋治兵衛の着尺の帯合わせです。

今日は龍村の袋帯を合わせてみます。龍村の袋帯はフォーマルのイメージが強いですが、紬や小紋にも合うカジュアルなラインもあります。結城紬のような高価な伝統産地の紬や作家モノの織物などにも合います。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「鳳遊更紗文」を合わせてみました。

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写真2番目は、龍村の袋帯「波兎遊跳文」を合わせてみました。

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写真3番目は、龍村の袋帯「有朋文」を合わせてみました。龍村には鳥獣戯画に取材した作品はいくつもあります。うさぎと蛙が友達という意味でこんなタイトルなんでしょうね。鳥獣戯画なんてありふれた図柄ですが、地色を黄色にするだけで特別な感じになるものですね。

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写真4番目は、龍村の袋帯「甲比丹縞格子」を合わせてみました。近世に東インド会社経由で輸入されたモールをイメージした作品です。インドのモールは、薄い金の板を撚りつけた金糸を織り込んであるということで、マハラジャに買持てないような高級品です。東博の東洋館では見られますが、手に取って見ていいわけではないので、どんな感じに金が撚り付けてあるのかは見られません。

日本の常識では、金糸というのは金箔を貼った和紙を細く裁断しそれを芯糸に巻くのですが、インドでは芯糸に金板を直に巻くらしいのです。それだと金をたくさん使うことになりすごい高級品になりますよね。1204年の第4回十字軍のコンスタンチノープル攻略の際、十字軍兵士がタピスリーの金糸の房を切り取ったという叙述があり、金箔が薄いと知っている日本人としては理解できなかったのですが、日本以外の金糸が金板が直接巻いてあるものであったなら切り取る価値がありますよね。いずれにせよ実物を顕微鏡で見たいものです。

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写真5番目は、龍村の袋帯「彩香間道」を合わせてみました。

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写真6番目は、龍村の袋帯「ちとせ間道」を合わせてみました。
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[ 2017/03/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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