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奥順のウールの絣の着物の帯合わせ

第三千六百八十四回目は、奥順のウールの絣の着物の帯合わせです。

今日は龍村の帯で合わせてみます。龍村というのはフォーマルのイメージが強いのですが、名古屋帯もありますし、高級な紬に合わせてもらうことを念頭に開発したものもあります。今回は龍村=高級、フォーマルのイメージを生かして、ウール着物の格上げを狙います。

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いちばん上の写真は、龍村の絽の名古屋帯「ちどり」を合わせてみました。本来、絽は7月と8月とされていますが、実際には単衣の時期でも30度になることもありますから、単衣の着物に夏帯を合わせることもあります。千鳥というテーマは6月でも9月でも大丈夫ですね。

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写真2番目は、龍村の絽の名古屋帯「秋涼」を合わせてみました。これも単衣の時期に着ることを想定していますが、9月だけです。

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写真3番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「花流水」を合わせてみました。絽綴は絽よりも長く6月も9月も良いとされていますから、近年は温暖化だから云々と理屈を言わなくても堂々と着ることができます。ただ、織られているモチーフが夏前半か後半かで分かれるばあい、6月から9月までずっと着るというわけにはいかない場合があります。露草は前半のイメージですね。

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写真4番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「彩葉楓」を合わせてみました。上の露草の例は夏前半のイメージだったので、後半イメージの代表として楓を合わせてみました。

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写真5番目は、龍村の名古屋帯「アンデスの神」を合わせてみました。単衣として仕立てても、ウールですから4月ぐらいから着られます。そのばあいは普通の帯(秋~冬~春の帯)のうちでも、比較的厚手でないものを合わせることになります。具体的には、真綿っぽい捨松の八寸や糸が浮いて厚みのある唐織を避けることですね。

この帯は「アンデスの神」ということですが、プレインカ文明の1つで12世紀ごろのチャンカイのモチーフでしょう。アタカマ砂漠は世界でもっとも乾燥している地域ですから雨ごいの神さまではないでしょうか。乾燥注意報や空梅雨予報が出る年であれば、そんな意味を持たせて締めても良いです。

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写真6番目は、龍村の名古屋帯「飛鳥間道」を合わせてみました。単衣の時期かそれに近い5月を想定し、涼し気なグラデーションを合わせてみました。

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写真7番目は、龍村の名古屋帯「獅噛鳥獣文錦」を合わせてみました。龍村の仕立て上がり名古屋帯である光波帯を合わせてみました。本来、着物の値段や格を考えると、このぐらいがちょうどいいかなと思います。着物の地色と帯の地色が同系色で、模様だけ多彩という組み合わせは、帯と着物の境界がはっきりせず、模様だけが綺麗に浮き上がる感じになります。

そういう雰囲気もなかなか面白いのですが、なによりのメリットは帯の円周がわかりにくいので、細すぎるとか太すぎるとか体形を気にしている方に向いているのです。
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[ 2017/03/14 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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