奥順のウールの絣の着物の帯合わせ

第三千六百八十三回目は、奥順のウールの絣の着物の帯合わせです。

薄手のウールの生地ですから、単衣で仕立てて4月ごろから着るのが良いと思います。単衣の時期でも良いですが、完全にサマーウールというわけでもないので、もう少し前から単衣で着ても大丈夫そうです。

帯合わせとしては、季節としては、普通の帯のうち厚手のものを避けて5月ごろまで着るばあいと、夏帯を合わせて単衣の時期に着るばあいの両方が可能だと思います。帯の格としては、ウールの相応しいカジュアルな帯を合わせるのが普通かもしれませんが、龍村など合わせてお洒落に着ても良いです。素材がウールというだけで、作っているメーカーも技法も意匠も色も結城紬なのですから、結城紬と思って帯を合わせても良いです。

今日は、結城紬をカジュアルに着る感じで合わせています。こういう時は帯屋捨松の八寸の名古屋帯が便利ですが、厚手なので避けています。

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いちばん上の写真は、紫紘の八寸の名古屋「テンガナン菱文」を合わせてみました。テンガナンというのはバリ島にある村で経緯絣を織れる場所です。世界の絣文化の中では日本以外で経緯絣が織れるというのはすごく珍しいのです。

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写真2番目は、金谷織物の八寸の名古屋帯「経絣」を合わせてみました。金谷織物というのは、スクイの帯で有名なまこと織物の分家だそうです。

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写真3番目は、川口良三の八寸の名古屋帯を合わせてみました。川口織物は愛荘町(かつての秦荘町)にある近江上布の織元です。

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写真4番目は、東郷織物の手織木綿の八寸の名古屋帯を合わせてみました。東郷織物は大島紬と薩摩絣の織元です。

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写真5番目は、丹波布の八寸の名古屋帯を合わせてみました。丹波布は木綿で少し絹が混じっている手織りの織物です。

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写真6番目は、新垣幸子さんの八重山上布の名古屋帯(九寸)を合わせてみました。夏に近い単衣の時期を想定しています。藍と福木の黄色で染められた絣です。両者が接する部分の四角形は福木と藍を重ね染めして緑になっています。着物の絣の意匠の四角形と帯の絣の四角形をシンクロさせてみました。、

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写真7番目は、小河正義さんの越後上布の八寸の名古屋帯を合わせてみました。夏に近い単衣の時期を想定しています。
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[ 2017/03/13 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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