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千切屋治兵衛の飛び柄の小紋の帯合わせ

第三千六百六十七回目は、千切屋治兵衛の飛び柄の小紋の帯合わせです。

今日は龍村の光波帯を合わせてみました。帯合わせと共に龍村の光波帯の紹介もしたいと思います。とても使い勝手が良いものですから。光波帯は、仕立て上がりの名古屋帯で、価格的には龍村の帯の中でいちばんリーズナブルという位置づけです。しかしその一方で、安売りは出にくいのではないでしょうか。ネットショップでの扱いは多くないですし、あったとしても定価販売が多いように思います。

シリーズには、上代裂(正倉院裂と法隆寺裂、ごくわずかに唐招提寺裂)、名物裂、毎年干支にちなんで発売される「干支の経錦」があります。外国のモチーフの多くは「干支の経錦」です。

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いちばん上の写真は、龍村の光波帯「円文百虎朱雀錦」を合わせてみました。これは上代裂で、本歌は法隆寺に伝来する蜀江小幡に使われている裂です。

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写真2番目は、龍村の光波帯「コプト甲冑異文」を合わせてみました。円や矩形のデザインはコプト裂に取材していますが、真ん中の甲冑を着た戦士のデザインは近代のドイツのものだそうです。その妙な組み合わせが「異文」の意味のようです。

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写真3番目は、龍村の光波帯「糸屋輪宝手」を合わせてみました。名物裂として、加賀の前田家に伝来する「糸屋輪宝裂」に取材したものです。「糸屋」の意味は元の持ち主が糸屋だったということらしいです。

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写真4番目は、龍村の光波帯「遠州七宝」を合わせてみました。小堀遠州が所蔵していたという「遠州緞子」に取材したものです。基本の光波帯は経錦(経糸だけが浮沈して模様を表現する)ですが、これはそれに加えて絵緯糸による模様表現(金糸部分)も加えているため、ちょっと高いです。

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写真5番目は、龍村の光波帯「有翼牛文様錦」を合わせてみました。アッシリアの彫刻に取材したものです。ルーブル美術館で見ることができる5本脚(どの角度から見ても4本脚に見えるように5本脚がある)の有翼牛です。有翼牛というのは、ギルガメシュ叙事詩に登場しますよね。干支の経錦として、丑年に発売されたものです。
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[ 2017/02/25 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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