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千切屋治兵衛の付下げ(実際の制作は倉部さん)の帯合わせ

第三千六百六十二回目は、千切屋治兵衛の付下げ(実際の制作は倉部さん)の帯合わせです。

今日は、今回の付下げを①の模様の面積の少ない地味な訪問着と解釈して、年輩者向きと思われる帯を合わせてみます。年輩になれば地味な着物を着るのが普通なわけですが、真面目な友禅や刺繍であるほど純粋な手加工ですから、模様面積が小さくなるほど安くなるものです。しかし、今まで頑張って仕事をしてきて、なんで娘や嫁より安いのを着なくちゃいけないの、という方もいらっしゃるでしょう。そういう方には模様面積は小さくても密度の濃い倉部さんはピッタリでもありますね。

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いちばん上の写真は、北尾の袋帯「錦繍本願寺道長文」を合わせてみました。北尾はすでに廃業していますが、かつて「北尾のつづれ」と言われたシリーズの1本です。地が綴組織で、模様は絵緯糸で表現してあります。

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写真2番目は、織悦の袋帯「シャム印金段文」を合わせてみました。段文は、織悦の袋帯の中でいちばんリーズナブルな価格のシリーズです。明るい綺麗な色もありますが、暗い色のシリーズを合わせてみました。着物も帯も横段でシンクロ風にしてみました。

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写真3番目は、池口平八の袋帯「琵琶湖」を合わせてみました。地味な帯というよりも、印象派の理論を地で行くような織り方をして本当の水面のように見える効果を狙った作品です。まあでも世間では地味と言われてしまうかなということで、合わせてみました。

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写真4番目は、織悦の袋帯「ペルシア狩猟楽園」を合わせてみました。茶系の地色で細かい模様ですから、年輩者向けということになりますが、よく見るとかわいいお馬さんもいて、かわいいおばあさんになれる帯です。

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写真5番目は、織悦の袋帯「ペルシア巻花蔓」を合わせてみました。地色は「タバコ茶」とのこと。細かいペルシア模様です。

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写真6番目は、花也の名古屋帯「流れに槇」を合わせてみました。染め帯を合わせてみました。色数も少なく年輩対応ですが、じつはいろんな技法を使った凝った作品です。砂粒は友禅の糊置き、槇の下地はダンマル描き、箔、金描き、金糸の刺繍、ぼかしです。
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[ 2017/02/20 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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