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千切屋治兵衛の付下げ(実際の制作は倉部さん)の帯合わせ

第三千六百六十一回目は、千切屋治兵衛の付下げ(実際の制作は倉部さん)の帯合わせです。

今日は、今回の付下げを②の模様や技法に個性がある趣味的な訪問着と解釈して、個性のある帯を合わせてみました。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「騎馬陶楽文」を合わせてみました。着物の模様が水平の直線なので、帯の模様は対照的な丸紋にしてみました。昨日紹介した華文も同じ発想の組み合わせですが、こちらは個性派にしてみました。本歌は皿ですから丸形の模様になりますね。

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写真2番目は、龍村の袋帯「西域舞踊錦」を合わせてみました。着物が水平の取り方なので、帯も横段模様にしてシンクロさせてみました。

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写真3番目は、龍村の袋帯「瑞鳥遊園錦」を合わせてみました。「瑞鳥」は「瑞兆」の駄洒落で、これだけで「瑞兆をもたらす鳥→縁語の良い鳥」という意味だと分かります。本来であれば鳳凰なのでしょうが、ここではチュニジアにあるローマ時代のモザイクの鳥です。

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写真4番目は、龍村の袋帯「錦秀遺芳文」を合わせてみました。平家納経をテーマにした帯ですが、厳島神社といえば「錦秋安藝の宮島」というフレーズが思い浮かびます。「錦秀」というタイトルは、厳島神社→平家納経を導き出すための駄洒落ですね。一方、「遺芳」も遺宝の駄洒落。スポーツ新聞の見出しみたいですよね。

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写真5番目は、大西勇の袋帯を合わせてみました。本歌が特定できないのですが、模様の輪郭に綴特有のカクカクがあるのでコプト織に取材したものでしょう。

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写真6番目は、大西勇の袋帯「正倉院合子の文」を合わせてみました。昨日紹介した紋屋井関の「正倉院象唐草文」と本歌は同じですが、あちらは高級なフォーマルに、こちらは個性派に分類してみました。

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写真7番目は、帯屋捨松の袋帯「豊公花鳥文」を合わせてみました。タイトルに「豊公」と付くのは、豊臣秀吉が着たという陣羽織に取材したという意味です。陣羽織に加工されたという南蛮渡りのペルシア絨毯はいくつかあるようで、龍村の帯にもありますね。
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[ 2017/02/19 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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