奥順の「結城紬縮織り」の帯合わせ

第三千六百五十二回目は、奥順の「結城紬縮織り」の帯合わせです。

今日は夏帯の帯を単衣の着物に対する帯として使用する例です。

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いちばん上の写真は、龍村の絽の名古屋帯「彩波(いろは)」を合わせてみました。黒地に水の波紋です。「彩」というタイトルのわりに色が抑えられている印象ですが、「彩雲」という気象現象を水に置き換えたイメージではないでしょうか。波紋の白い部分には、金糸や微妙な色糸が加えられており、ちょうど彩雲ぐらいの輝きがあります。

龍村の絽はわりと地厚なしっかりした生地ですから、単衣の時期にも使っても大丈夫そうです。

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写真2番目は、龍村の絽の名古屋帯「秋涼」を合わせてみました。夏物である絽の組織で秋のイメージの萩、タイトルの「秋」ですから、お盆過ぎの8月に季節の先取り的に着るのでしょう。しかし、9月にはみ出して単衣に合わせても良いと思います。

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写真3番目は、浅野(152)の絽綴の名古屋帯を合わせてみました。絽綴も夏帯としては少し期間が長いとされています。絽綴というのは、本来は季節限定のおしゃれの頂点のような帯のカテゴリーでしたが、安価な中国製の乱入で混乱してしまいました。これはちゃんとして日本製です。

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写真4番目は、浅野(152)の絽綴の名古屋帯「海の輝き」を合わせてみました。

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写真5番目は、花也の絽縮緬の名古屋帯「半円取り笹に柳」を合わせてみました。絽縮緬は、普通の絽よりも着用時期が長くて、6月と9月も着て良いことになっています。そのかわり盛夏の2週間ぐらいは着るべきでないとされていましたが、今は着て良いことにしている本が多いですね。

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写真6番目は、千切屋治兵衛の絽の名古屋帯「芒に風鈴」を合わせてみました。晩夏的なモチーフです。絽は教科書的な本では7月と8月のものですが、9月前半も30度ぐらいになりますし、秋的なモチーフならば単衣で使っちゃってもいいのではないでしょうか。
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[ 2017/02/10 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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