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大羊居の付下げの細部

第二千五百六十六回目の作品として、大羊居の付下げの細部を紹介します。

昨日の「香水瓶」というタイトルの付下げの細部を紹介します。出し惜しみするようですが、久々の「着られる大羊居」だから惜しいです。

付下げ全体の構想は、前姿と後姿に香水瓶が1つずつ、袖と胸は花束です。

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いちばん上の写真は前姿の香水瓶の近接、

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写真2番目はそのさらに近接、

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写真3番目は後姿の香水瓶の近接、

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写真4番目はそのさらに近接です。

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写真5番目は胸の花束の近接、

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写真6番目は袖の花束の近接です。

友禅の美しさは2通りです。1つは色の豊かさ、もう1つは糸目の線の美しさですね。絵画一般でも、突き詰めれば、色と輪郭線ですから、当たり前のことかもしれません。

糸目の線の美しさを代表するのは、京都の安田です。安田由来の職人を抱える花也もそうですね。糊の糸目にはこだわるものの、色は白揚げか、同系色のわずかな彩色をしたものが多いです。一方の色彩派は、東京では大羊居や大松、京都では自分のカラーを持っている野口などいくつかありますね。

さてこの作品ですが、香水瓶や花束で大羊居ならではの深くて、ちょっとエキゾチックな色を披露し、レースの部分で糸目の線の美しさを披露しています。大羊居本来の美しさに加え、安田や花也が本来持っている糊糸目の美しさも持っているのです。実際にレースを見れば、繊細な線でありながら、糊糸目ならではのナチュラル感もあり、なかなか魅力的な糊糸目です。

香水瓶の硝子の表現も素晴らしいです。子供のころ、水の入った硝子のコップに陽が当たって反射しているのを、上手く絵の具で描くことができる人をうらやましいと思ったものです。それを、筆で描くよりさらに難しい糊筒で上手く表現しています。この作品では、この硝子表現とレースの糸目が2大見所ですね。
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[ 2013/12/12 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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