奥順の結城紬の無地の帯合わせ

第三千六百四十一回目は、奥順の結城紬の無地の帯合わせです。

昨日は全身でパステルカラーになるような帯合わせをしてみました。ベストな組み合わせになるはずでしたが、実際にしてみると物足りない印象だったのではないでしょうか。今日は少しメリハリのある色も入れてみました。いろいろやってみてわかったのですが、ベストな組み合わせを作るには、色はパステルカラーである必要はなく原色であっても良いが、透明感のある色が良いということでした。

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いちばん上の写真は、紫絋の袋帯を合わせてみました。ウィリアムモリスのシリーズの1本です。葉の色が着物の地色に対して、同系色の濃い色という関係です。

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写真2番目は、洛風林の袋帯「名物小枝文」を合わせてみました。小付けの唐草文と宝尽くしを合わせた「大黒屋金襴」という名物裂に取材したものです。本歌は「金襴」ですから金糸で模様が織り出されていますが、色は全面的に改変されています。

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写真3番目は、織悦の袋帯「柴垣秋草文尽し」を合わせてみました。織悦の色はいつも透明感がありますね。

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写真4番目は、桝屋高尾の袋帯を合わせてみました。少し昔はこんな刺繍の帯も作っていました。使われている技法の数が多いので、中国製ではなく日本製だとわかります。

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写真5番目は、加賀友禅作家、百貫華峰の名古屋帯を合わせてみました。それぞれの地色が同系色濃淡の関係になります。

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写真6番目は、ルバース吟子さんの浮織(綜絖花織)の名古屋帯を合わせてみました。花織(地の糸が変化して紋織を形成する)や浮織(別の色糸を差し入れる)は、紋織部分の糸の色と地色との関係が全てです。コントラストで美しいか、グラデーションで美しいか、どちらかでなければいけません。ルバース吟子さんの作品は、両方の要素があるし、糸の色にも透明感があります。

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写真7番目は、龍村の光波帯「太子菱繋文錦」を合わせてみました。法隆寺伝来の蜀江小幡に使われている裂の色をモダンにして商品化したものです。色がクリアで透明感があります。
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[ 2017/01/30 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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