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龍村の名古屋帯「飛鳥間道」の帯合わせ

第三千六百三十八回目は、龍村の名古屋帯「飛鳥間道」の帯合わせです。

今日は付下げに合わせてみます。

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いちばん上の写真は、花也の紬地の付下げを合わせてみました。淡いピンク地で、ペパーミントグリーンの繧繝の帯とパステルカラーどうしの組み合わせにしてみました。

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写真2番目は、花也の付下げを合わせてみました。利久ともいわれる緑系の地色で、帯との関係については同系色濃淡になります。「利久」という色は、千利休にちなんだものですが江戸時代にあらわれたものです。今はこの着物のような緑系の色をさす場合が多いですが、江戸時代は「利久茶」「利久鼠」など「利久」を冠したいろんな色がありました。昔の有名人の名前を利用して商品を売ろうという商人の知恵ですが、今に匹敵するようなマーケティング知識が有ったということです。

笹の形にダンマル描きをして、その中に糊糸目の友禅で萩と楓を描き、一部に赤と金を挿しています。

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写真3番目は、花也の付下げ「竹」を合わせてみました。緑系の地色で、帯との関係については同系色濃淡になります。本来この地色は竹の色ですが、竹は別の色で描き、竹以外の地の部分を竹の色にしています。見る人は、竹が竹色であったような錯覚をします。また全体が竹色なので、竹は少ししか描いていないのに竹林の模様を見たような錯覚もすると思います。

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写真4番目は、花也の付下げ「菊の葉の丸」を合わせてみました。菊の葉だけを丸紋にしたものです。地色は濃緑色で模様の菊の葉と同系色の関係になっていますから、線描き部分は濃い緑の葉とも見えるわけですね。帯の色と着物の地色も同系色濃淡を狙っています。

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写真5番目は、花也の付下げ「市松取り桜」を合わせてみました。市松模様に見える地紋を生かして、友禅模様を配した付下げです。模様部分は、桜の花と散った花弁ですが、帯は葉桜を連想させる色でもあるので、さくらの時期後半にも着られないでしょうか。

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写真6番目は、秀雅の付下げを合わせてみました。千代田染繍またはその周辺の作品です。抑制された友禅、多めの刺繍が特徴ですね。

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写真7番目は、一の橋の付下げを合わせてみました。紬地で斜め取りの更紗模様です。更紗は曲線模様ですが、それを直線の取り方に閉じ込めた感じが、この作品の面白味だと思います。紬地の付下げは、普通の付下げよりちょっとカジュアル感が有りますから名古屋帯は使いやすいのではないでしょうか。
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[ 2017/01/27 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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