花也の付下げ「羊歯文京繍霞」のつづき

第三千六百三十一回目は、花也の付下げ「羊歯文京繍霞」のつづきです。

全体の写真で見ると、淡い地色と暈しの組み合わせで、霧がかかったようなぼやっとして着物にしか見えませんので、今日は細部を撮ってみました。

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いちばん上の写真は前姿の近接です。淡い地色と暈しに加え、羊歯の茎と葉を表す乳白色の糊糸目もまたグラデーションの仲間です。それに対し、霞の芯のような京繍と、濃いめの緑の葉の彩色がくっきりの仲間です。グラデーション部分が団子ならば、くっきり部分は団子の串ですね。両者が有って、夢幻的な美しさもメリハリの美しさもある作品になっています。

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写真2番目は、マエミトオクミの縫い目辺りをさらに近接してみました。

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写真3番目は、斜めから撮ってみました。羊歯の葉の表現には、緑の彩色だけではなく、金彩部分もありますね。金彩部分は陽光が当たっているように見え、絵に立体感を与えています。一方、葉の表現には緑の糸の刺繍も使われていて、本当の立体になっています。

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写真4番目も斜めから撮ってみました。

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写真5番目も斜めから撮ってみました。

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写真6番目は裏側を撮ってみました。刺繍部分がよくわかります。複雑な技法は使ってないですが、量はけっこう多いです。
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[ 2017/01/20 ] 繍箔 | TB(0) | CM(0)

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