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都織物の袋帯「向かい鳳凰」の帯合わせ

第三千六百二十一回目は、都織物の袋帯「向かい鳳凰」の帯合わせです。

今日も付下げに合わせてみます。今日は帯と同じぐらい華やかな着物に合わせてみます。

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いちばん上の写真は、大羊居の付下げ「流麗華文」に合わせてみました。黒地の多色の大きな植物文です。多色の友禅の上に、金彩や金糸の刺繍を遠慮なく載せています。金色の働きとしては、ただの強調ではなく、花弁に陽光が当たって輝いているように見せています。

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写真2番目は、大羊居の付下げ「紅葉の庭」に合わせてみました。紅葉と言っても紅に限らず水色など自由に色を使って写生というより装飾的な画面にしています。このように自然のものに反自然的な色を付けるのは、江戸時代の小袖以来の伝統でもありますね。

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写真3番目は、大羊居の付下げ「華折り紙」に合わせてみました。折り紙をテーマにして四季の花を合わせたもの。別の場所には杜若などもあって、けっこう見どころのある着物です。

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写真4番目は、野口の付下げに合わせてみました。実際に制作したのは岡本等さんです。岡本等さんはわりと若くして亡くなったので、もう市場で作品を見ることはありません。京友禅らしい朱色系の色を使わずモダンな雰囲気なのですが、どことなく雅な雰囲気があります。

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写真5番目は、野口の付下げに合わせてみました。実際に制作したのは岡本等さんです。上の作品は洋花ですが、これは和花をテーマにしています。岡本等の特徴は、ゴム糸目による繊細でクリアな輪郭線、モダンな色彩、要所に使われる色糊ですね。色糊は、必ず染色と同系の淡い色を使っています。そういう配慮が雅な雰囲気につながっているのかもしれませんね。

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写真6番目は、千切屋治兵衛の付下げ「」を合わせてみました。実際に制作したのは中井亮さんです。濃い地色に紅い楓が散る描写は美しいですが、この写真の画面からはみ出す下辺りには、流水や蛇籠が描かれていて絵画的な要素が強い作品になっています。そのために舞台衣装のように見えてしまうかも。
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[ 2017/01/10 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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