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一の橋の名古屋帯「丸取枝桜」の帯合わせ

第三千六百十八回目は、一の橋の名古屋帯「丸取枝桜」の帯合わせです。

今日も付下げに合わせてみました。桜というのはテーマがはっきりしているので、帯合わせは難しいと思いましたが、意外に展開余地があって面白いので、もう1回だけお付き合いください。

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いちばん上の写真は、野口の付下げ「霞に松」を合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんです。「花のほかには松ばかり」とつい言いたくなってしまう帯合わせをしてみました。霞は春のイメージですし。

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写真2番目は、千切屋治兵衛の付下げ「槇」を合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんです。宗達の「槇檜図屏風」はいろいろな着物に写されていますが、これは倉部さんバージョンです。高貴だが花の無い着物の模様に、帯で花を添える帯合わせです。

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写真3番目は、花也の付下げ「四君子の丸」を合わせてみました。四君子とは中国の縁起物で、梅・竹・菊・蘭です。そこに日本代表の桜がお邪魔する感じです。どちらも丸取で、普通に考えれば、同じ形を重ねるのは避けるべき組み合わせですが、場合によっては形がシンクロして面白くなる場合があります。

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写真4番目は、花也の付下げ「雪輪取りサンテチエンヌリボン」を合わせてみました。雪輪と桜の組み合わせです。季節としては冬なのか春なのかというところですが、着物の模様の組み合わせとしてはよくあるものです。丸形どうしの組み合わせでシンクロ狙いですが、形を重ねる野暮さはないのでは。

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写真5番目は、花也の付下げ「白川女」を合わせてみました。京都には白川女、大原女というのがあって、京野菜や花や薪を頭に載せて行商をしていました。現在は京都の風物として観光用に行っていたり、観光客がコスプレとして行っているのがありますね。この付下げは頭に載せるものだけを意匠化して、白川女あるいは大原女を暗示しています。糊糸目による線描き表現が見せ場ですね。

組合わせとしては、桜と白川女あるいは大原女ですから、春の観光シーズンの京都、というところでしょうか。
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[ 2017/01/07 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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