千切屋治兵衛の付下げ「丸取正倉院模様」(実際に制作したのは藤岡さん)の帯合わせ

第三千六百九回目は、千切屋治兵衛の付下げ「丸取正倉院模様」(実際に制作したのは藤岡さん)の帯合わせです。

今日は染めの帯で合わせてみます。着物は友禅ですが、あまり絵画性も高くないので、絵画性の高い友禅の帯を合わせても、模様どうしが競争するようなことにはならないと思います。

IMG_72061.jpg
いちばん上の写真は、野口の友禅の染め帯を合わせてみました。実際に制作したのは岡本等さんです。岡本等さんはかなり前に亡くなっているので、作品を見ることは稀ですが、お洒落で華やかなイメージの強い野口らしさを創った重要な作家です。

正倉院御物をテーマにした作品で、着物の丸に対して水平方向の直線ですし、金彩も使って華やかなので、着物との相性はすごく良いです。

IMG_72002.jpg
写真2番目は、大羊居の染め帯「象のいる天国」を合わせてみました。正倉院御物はササン朝由来のものもあってエキゾチックですから、こんな帯も合うと思います。焦げ茶と青の配色は冒険ですが、成功するとかっこいいです。

IMG_71991.jpg
写真3番目は、大羊居の染め帯「更紗の苑」を合わせてみました。これのエキゾチックで合わせてみました。

IMG_71981.jpg
写真4番目は、ヤマト染芸の染め帯「孔雀更紗」を合わせてみました。ヤマト染芸は、東京友禅の工房です。大彦や千ぐさの影響を強く受けた作品でエキゾチックな雰囲気です。着物の模様が意匠的で抑制された表現なので、帯には具象的な温かみのある絵を持ってくるのもいいと思います。

IMG_72021.jpg
写真5番目は、大松(大彦の本家)の塩瀬の袋帯「鸚哥に花の丸」を合わせてみました。丸紋を重ねるところは賛否両論かもしれませんね。

IMG_72042.jpg
写真5番目は、北秀の塩瀬の袋帯を合わせてみました。上の帯合わせは賛否両論のきわどいものだったので、こちらは鉄板の帯合わせにしてみました。丸紋に対する水平の直線、多色に対する金彩、そしてどちらも同じ程度の装飾性です。
スポンサーサイト
[ 2016/12/29 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1241-8dba0095