一の橋の付下げ「金霞に柳」の帯合わせ

第三千六百二回目は、一の橋の付下げ「金霞に柳」の帯合わせです。

今日は織悦の袋帯と合わせてみました。上品で洗練されている作品ですから、西陣でいちばん上品で洗練されていると思われる帯のブランドを合わせてみました。ただし上品とか洗練とか、そういうことだけが芸術の条件ではないですよね。下品で粗野でも芸術的ということはありますから。

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いちばん上の写真は、織悦の袋帯「厳島彩絵鳥蝶花文」を合わせてみました。まず模様の意味を考えてみて、柳の相手に鳥を選んで花鳥にしてみました。土佐光起の屏風のように燕ならなお良いのですが、うちには今、燕の在庫はありませんでした。

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写真2番目は、織悦の袋帯「光琳水」を合わせてみました。これも模様の意味を考えたもので、柳は水辺に生えているものですから、水をテーマに合わせてみました。

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写真3番目は、織悦の袋帯「扇子霞文」を合わせてみました。これも模様の意味を考えていて、着物の模様に霞があるので、霞をつなげて、霞を背景に柳と扇子があるように見せてみました。

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写真4番目は、織悦の袋帯「彩悦錦枝菊吉甲(亀甲)地紋」を合わせてみました。「彩悦錦」とは織悦の帯のうち、唐織のように絵緯糸を浮かしたシリーズに付けられた名前です。

ここでは模様の意味や季節を考えない帯合わせをしてみました。意味や季節を考えないで良い帯合わせとは、正倉院模様、有職文様あるいは名物裂のように格式のある伝統文様をテーマにした帯を合わせることです。このばあいは柳に菊の模様を合わせたわけではなく、有職織物である二陪織物を合わせたつもりです。

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写真5番目は、織悦の袋帯「織悦錦料紙文山川能宣集」を合わせてみました。これも意味や季節にとらわれない帯合わせで、王朝文化の道長取り文様を合わせています。

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写真6番目は、織悦の袋帯「ペルシア巻花蔓」を合わせてみました。意味や季節にとらわれない帯合わせという考え方を一歩進めて、エキゾチックなテーマを合わせてみました。
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[ 2016/12/22 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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