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花也の付下げ「市松取り秋草文」

第三千五百八十回目は、花也の付下げ「市松取り秋草文」を紹介します。

市松模様に見える地紋を生かし、色紙取りになった模様を配した付下げです。描かれているのは、接ぎと楓絵秋のテーマですね。作者から指定はありませんが、生地が薄手の手触り(手触りだけ、本当は薄手ではない)ながらとてもしっかりしているので、単衣に使うとピッタリな気がします。

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いちばん上の写真は、前姿(マエミ+オクミ)です。色紙取りは9個です。いちばん下の過去の作品は7個ですから、少し華やかになっています。

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写真2番目は後姿です。よく見ると、斜線2つの配置に見えます。

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写真3番目は袖です。

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写真4番目は、もう片方の袖です。

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写真5番目は胸です。水色ということは、顔の近くにきれいな色を持ってきているということです。

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写真6番目は、過去の作品です。じつは同じ図案で過去に制作されていました。その時の作品は、ほぼ白揚げで、糊糸目による線描きの美しさを見せることを主目的にした作品でした。今回も線描きを見せる作品ですが、同時に茶色と水色と黄緑色の配色の美しさも見どころになっています。

多色になったのは、本人の心境の変化だけでなく世間の趣味の変化かもしれません。少し昔は地色はグレーにしておけば安全だったのですが、最近は綺麗な色が好まれるようになり、グレーに偏ることがリスクになりました。
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[ 2016/11/30 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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