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花也の付下げの帯合わせ

第二千五百五十八回目は、昨日紹介した花也の付下げの帯合わせです。

昨日の竹の節の飛び柄の付下げの帯合わせを考えてみました。飛び柄の小紋に近い軽い付下げですから、袋帯を使う場合にもあまり重厚な雰囲気のものでない方が良いと思います。

というわけで、留袖や重い訪問着などフォーマル限定なものを避けて試してみましたが、それで気が付いたのは着物が極めて洗練されているということです。帯にはそれぞれ、豪華とか華やかとか素朴とか面白さとか、作品が持つ雰囲気がありますが、この着物が帯に求める雰囲気は徹底的な洗練ですね。多少とも洗練に欠ける帯は違和感があります。

西陣の帯の中で、「洗練」という言葉がいちばん合うのは織悦でしょう。「洗練」という点では、龍村の洛風林もかなわないのではないでしょうか。そこで今日は織悦の袋帯ばかり4パターン紹介します。

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いちばん上の写真は、「篭目」を合わせてみました。籠は竹でできているものですから、全身竹尽くしということになります。意味的に小さくまとまりすぎるのも、それを選ぶ人間の器が小さいように見えて感心しません。

しかしながら、実際の帯合わせを見ると、竹の節の形状と、竹であろう籠目の形状が全く違うので、意外に「小さくまとまってしまった感」はないですね。

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写真2番目は、「彩悦錦菊枝模様吉向(亀甲)地文」を合わせてみました。帯の地色が、経糸が青、緯糸が金で、玉虫にように光ります。青と金の配色は、トルコ石に金の縁飾りを付けたアクセサリーで見慣れたもので、とてもきれいですが、両者を混ぜてしまう感覚が面白いです。

着物と帯の関係においては、色がよく調和しつつも、帯が意外に多色で彩りもあり、まあ成功作ではないでしょうか。

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写真3番目は、「柴垣秋草文尽」を合わせてみました。白地の多色の帯を合わせてみました。帯は、透明感のあるきれいな色の組み合わせで、多色であっても洗練されています。

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写真4番目は、「若松彩文」を合わせてみました。着物の黄緑色に対し、帯の紺色というコントラストがはっきりした帯合わせです。気になるのは模様の配置ですね。着物は、竹の節が縦に並んでいるだけの模様配置ですが、帯もまた若松文が縦に並んでいるだけの配置で、両者の模様パターンがシンクロしている状態です。

この状態を単調と見るか、リズミカルと見るか、両者の模様の大きさが救いですね。
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[ 2013/12/04 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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