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大城永光の琉球絣の夏物の帯合わせ

第三千五百六十六回目は、大城永光の琉球絣の夏物の帯合わせです。

今日は龍村の名古屋帯を合わせてみます。これまで各地の紬・絣の帯や、友禅の帯を合わせてきましたが、今日の龍村の名古屋がいちばんフォーマルということになりますね。絣の着物は本来カジュアルなものですが、フォーマル傾向の帯を合わせることで、全体として格上げの方向に向かうことになります。

みんなが小紋や軽い付下げを着てくる場所に紬で行きたい時、今日のような帯を合わせれば、多少は格が揃う感じがします。

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いちばん上の写真は、龍村の夏の名古屋帯「清山文」を合わせてみました。古典模様である「遠山霞」からスタートした意匠ですが、綺麗な多色のパステルカラーで表現されています。多色でも爽やかな雰囲気なのは、色に透明感があるからと思います。今回は着物の色も綺麗な青なので、全体を綺麗な多色にしてみました。

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写真2番目は、龍村の夏の名古屋帯「風矢羽」を合わせてみました。上の例では、綺麗な多色を狙ってみましたが、今度は反対に、帯と着物を同系色濃淡の関係にしてみました。

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写真3番目は、龍村の夏の名古屋帯「ちどり」を合わせてみました。これも同系色濃淡にしてみました。帯の意匠はシンプル、色も単彩主義で、こういう帯は合わせやすいですね。

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写真4番目は、龍村の夏の名古屋帯「涼流文」を合わせてみました。睡蓮の池に鯉が泳ぐという絵画的なテーマです。上の「ちどり」とは反対に、幾何絣に絵画的要素を足す帯合わせです。

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写真5番目は、龍村の夏の名古屋帯「夏蒐文」を合わせてみました。今回の絣は青が美しくて綺麗ですが、その一方、縞が太くて強いのが着にくいかなあと気になります。帯に丸い模様を持ってきて、縞と対照にしてみました。

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写真6番目は、龍村の絽綴の名古屋帯「花流水」を合わせてみました。絽綴というのは、本来高級品で、お洒落の極みのようなものです。しかし20年ぐらい前、中国で量産されて1万円ぐらいで売られるような事態が起こり、価値観が狂ってしまいました。以来、絽綴を見ると、これは高級な日本製か、量産された中国製か、なんて考えながら仕入れなければなりません。

ヤフオクで中古を買う人など、さらに切実ですよね。中古が5千円で売っていても、それが新品時代に日本製として30万円で売られたものか、中国製として1万円で売られたものか、見抜かないといけません。その点、龍村の落款の付いた絽綴は良いですよね。日本製として疑いようがないですから。ブランドはありがたいものです。
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[ 2016/11/16 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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