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大城永光の琉球絣の夏物の細部

第三千五百六十四回目は、大城永光の琉球絣の夏物の細部です。

今日は縞と絣を顕微鏡で見てみます。

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いちばん上の写真は、七色の縞と絣(模様単位)の部分の近接です。沖縄の海のような美しい青と白い絣が美しいですが、縞の部分はパステルカラーの意外なほどの多色です。

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写真2番目は、七色の縞の部分の拡大です。拡大してみると、経糸は肉眼で見る以上にきれいなパステルカラーでした。緯糸はすべて同じ青ですから、パステルカラーと青が混じって地色に中和した多色に見えています。

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写真3番目は、地味な縞と絣の部分の近接です。縞の部分は、地味な黄色で地色と同じ青で格子になっているように見えますねえ。いったいどうなっているのでしょうか。

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写真4番目は、地味な縞の部分の拡大です。経糸はパステルカラーと地色の青が1本おきに交互にならんでいます。緯糸はすべて同じ青ですが、1本おきにパステルカラーの経糸が被って見えなくなりますから、経緯ともに1本おきの幅の青の格子が現れるのです。

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写真5番目は、絣の部分の拡大です。経絣と緯絣があって、両者が交わって経緯絣の部分ができます。写真では、真っ白な部分ですね。青と白の鮮やかな色の対比も美しいですが、白は完全な四角ではなく青が浸食して形を崩しています。絣のズレを演出したもので、このようなズレの演出が無ければ、手織り・手括りではなく、安っぽい機械織りに見えてしまうわけです。
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[ 2016/11/13 ] 各地の絣・紬 | TB(0) | CM(0)

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