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一の橋の付下げ「松竹梅」の細部(実際の制作は倉部さん)

第三千五百二十一回目は、一の橋の付下げ「松竹梅」の細部です。実際に制作したのは倉部さんです。

友禅の意匠には、模様が物語的に展開していくものがあり、そういうものはその展開に沿って細部を近接で撮っていくと面白いのですが、今回のような作品は細部は美しいですが、物語的に展開していくわけではなくどこも繰り返しですから、近接でとってもどこも同じです。でもまあ、どこもみな綺麗なのでいつも通り紹介しますね。

一般的に、友禅の作品は物語的に展開していくものが多いですが、刺繍や箔の作品は細部が美しいのみで展開するには至らないものが多いです。友禅という技法が、絵画性、物語性に優れた技法として発達してきたことがわかりますね。

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いちばん上の写真は、マエミの上の方にある模様です。

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写真2番目は、いちばん上の写真の近接です。

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写真3番目は、上の模様の裏側です。木の幹は茶色ですが、裏に浸透していないのが変ですね。もともとが友禅工房の作品に多めに刺繍がある作品は、彩色部分は必ず友禅ですが、もともと刺繍工房の作品に補助的に彩色してある作品はアクリル系の顔料で彩色してあることが多いです。友禅は、蒸しなどの工程が多いので、本業の工房でない場合、面積がわずかなときは簡便的に済ませてしまうこともあるのです。

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写真4番目は、マエミの下の方にある模様です。

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写真5番目は、写真4番目の近接です。

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写真6番目は、上の模様の裏側です。
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[ 2016/10/01 ] 繍箔 | TB(0) | CM(0)

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